歯の健康Q&A
2010.6.1更新
  歯周病の人はどれくらいいる?
  30歳以上では8割以上の人が歯周病にかかっており、最近では小中学生などの若い世代にも歯肉炎が増えています。
歯周病は、歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(歯を支えている骨)の病気で、痛みなどの自覚症状がないままに進行し、放置すると歯がグラグラになって抜けてしまいます。
  「8020《ハチマルニイマル》」ってなに?
  80歳になっても20本以上の自分の歯を保ち、自分の歯でおいしく食べようという、厚生労働省と日本歯科医師会がすすめている運動です。20本以上の歯があれば、ほとんどの食品を食べることができます。しかし、歯科疾患実態調査(2005年)によると、80歳以上で20本以上歯が残っている人は約20%と、少ないのが現状です。
  歯の健康とメタボは関係している?
  糖尿病のある人や肥満の人には歯周病が多く、重症化しやすいということがわかっています。その一方で、しっかりかんでゆっくりと食べることは、肥満予防に効果があります。また、メタボリックシンドローム予防にはバランスのよい食生活が重要であり、そのためには歯の健康が不可欠です。
  タバコが歯に与える影響は?
  喫煙本数が増えるほど、喫煙年数が長くなるほど、歯周病にかかりやすくなります。また、喫煙は歯肉の色を黒くしたり、口臭や口腔がんの原因になります。しかし、喫煙者でも禁煙することで、病気になるリスクが改善されることが報告されています。
  歯の健康を保つポイントは?
  歯みがきを中心とするセルフケアと歯科医院などでのプロフェッショナルケアの組み合わせでむし歯と歯周病は確実に予防ができます。
毎食後に歯みがきをし、むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)をきちんと取り除きましょう。デンタルフロスや歯間ブラシを組み合わせると効果的です。必要以上に糖分を含んだお菓子や飲みものをとらないようにし、バランスのとれた規則正しい食事を心がけましょう。なお、禁煙は歯の健康のためにも絶対に必要です。
また、定期的に(少なくとも年に1回)歯科医師や歯科衛生士などの専門家に歯と歯肉をチェックしてもらい、歯石をとるなど歯のクリーニングを受けましょう。
 
監修/東京医科歯科大学大学院 健康推進歯学分野教授 川口 陽子
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