健康診断で尿酸値が高いと言われたら
2016.2.1更新

尿酸はからだにとって不要な老廃物です。そのため、体内でつくられる量と食事でとる尿酸の原料・プリン体の量、排泄される量のバランスが崩れると「高尿酸血症」になります。尿酸値が高いまま放っておくと関節に尿酸がたまり、ある日突然、足の指などに激痛が襲う痛風の発作を起こしたり、尿中で尿酸が固まり尿路結石になったりします。

 

尿酸値が高くなると…
尿酸は、からだの細胞の核の核酸が分解されてできたり、食べ物に含まれるプリン体という物質をもとにつくられます。おもに腎臓から尿として排泄され、健康な人の血液中の量は一定に保たれていますが、濃度が高くなると関節中で結晶化し炎症を起こしたり、尿路結石を起こしたりします。

尿酸の結晶は全身にたまる
尿酸値が高いまま放っておくと、結晶が体内のさまざまな場所にたまって、全身に合併症を引きおこします。
●尿路結石
●動脈硬化
●通風
●通風結節
●腎機能障害
●脂質異常症(高脂血症)

 

尿酸値を下げるには
血液検査で「尿酸値が高い」という結果が出た人は、肝臓で合成された尿酸の排泄が追いつかなくなった状態です。尿酸値を下げるにはまず、やせる。そしてお酒の飲み方にも注意することです。太っている人ほど尿酸値が高くなる傾向があり、少しの減量でデータはめざましく改善します。

日常生活で気をつけるべき7つのポイント
減量して、脂肪肝などを解消する
アルコール(とくにビール)を控えめに
レバーや干物など、プリン体の多い食品を食べすぎない
野菜や水分(とくに緑茶)を多くとり、尿の酸性化や濃縮化を防ぐ
ウォーキングなどの有酸素運動をする
尿酸値の高い人は、過激な運動は避ける
炎症や発作があるときは、治療を受けて安静にする

 

監修/東海大学医学部健康管理学客員教授
ひらつか生活習慣病透析クリニック院長
医学博士 本間 康彦

 
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