たばこの真実と禁煙成功のヒント
2016.6.1更新

日本人の死亡リスクを高める最大要因はたばこ。高血圧を抑えてダントツの悪習慣といえる喫煙は、ガンや呼吸器疾患への影響も突出しています。もう一度、たばこの害を再確認して、禁煙にチャレンジしてみませんか。
※厚生労働省関連事業「我が国の保健医療制度に関する包括的実証研究」より

 

たばこが原因の病気は、肺ガンだけではありません。心臓病や脳卒中などの重大な病気の発症リスクも高くなります。
喫煙行動は、過度の飲酒、運動不足や朝食抜きなどの不健康な生活習慣と結びつきやすいことは、言うまでもありません。

血管の壁が傷ついて動脈硬化が進み、血栓(血のかたまり)ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞、くも膜下出血をおこしやすくなります。

喫煙は、アドレナリンなどのカテコールアミンの分泌を亢進させ、動脈が細くなり血圧が上昇します。悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を酸化させ、極悪玉に変化させます。また、カテコールアミンは血液をドロドロにする作用もあります。

喫煙は、含まれているタール分や過酸化物などの作用により、細胞のDNAを傷害し、ガン化させます。のどや肺のガンの他、膵臓ガン、大腸ガンなどあらゆるガンの発生に喫煙がリスクであることは、多くの研究で証明されています。

 

禁煙すると、食欲が亢進され肥満になることがあります。禁煙と食事制限を同時に行う必要があります。

禁煙開始日を決める
あまりストレスのない時期に設定するのがコツ

禁煙宣言をする
宣言書を作成したり、禁煙仲間を探すのもいい

禁煙行動を手帳などに記録する
記録して意識を変えていく「レコーディング禁煙」

吸いたくなる場所や状況を避ける
灰皿やライターなどは処分する、酒の席を避ける

吸いたくなったら別の行動をする
冷たい水を飲む、ガムをかむ、散歩や軽い運動も

禁煙できたら自分をほめる
苦しいとき、自分のためのごほうびを用意しよう

 

監修/東海大学医学部健康管理学客員教授
ひらつか生活習慣病透析クリニック院長
医学博士 本間 康彦